理念と背景

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(株)ワンセルのコアビジネスのコンセプトは,「組織再生や体質改善を促す機能性分子を
  含む商品群の開発,製造,販売」です。
 

 ワンセルは、健康な暮らしと快適で安全な環境を提供することを目指しているバイオ企業です。
組織の再生や体質改善を促す製品を世に出します。長期の主目標の一つとして完治医療と、予防医療の実現化をめざしています。
 バイオの幅広い分野で研究開発を進め、医療、環境、健康食品、化粧品、農業、動物、医療理科学機器の分野を包括する総合バイオメーカー(メガバイオ)を目指しています。  

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21世紀の新しい医療は,予防医療という入り口と,完治医療という
出口が,既存の医療に加わると考えています。予防医療としては,
病気にならないための体質を作る機能性食品が,現在よりももっと
進化した形で,人々の生活に入ってくるでしょう。
天然物の中に,薬と違った役割の機能性分子がまだまだ,未開発のまま
残っていると思います。

ワンセルは
バイオテクノロジーの力を利用して,体質改善を引き起こす
機能性分子を探索し,商品として世に出したいと思います。
機能性分子の探索は,新薬の開発に有用な情報も提供します。
完治医療(完治療法)として位置づけられるものとして,もっとも
期待されるのは再生医療です。
障害を受けた組織や臓器を再生する再生医療は,病気や老化を
克服する最後の切り札として期待されています。
ワンセルが開発を目指している「組織再生や体質改善を促す
機能性分子を含む商品群」としては,

@ 蛋白質製品 A 天然物由来製品
B 高分子由来製品 C 細胞製品

があります。

 

 

 

 

 

【蛋白質製品】

 ヒトゲノム由来の蛋白質の中で,組織の再生に役立つ
 蛋白質「再生蛋白質」を開発しています。
 体の種々の組織の細胞になって,傷害した組織を再生
 させる能力のある「幹細胞」に働きかける分子を探索して
 います。さい帯血骨髄液中には,赤血球や白血球の
 元になる細胞を作ることのできる造血幹細胞や,種々の
 組織細胞になることのできる多能性幹細胞が含まれて
 います。
 これらの幹細胞に働きかける蛋白質「再生蛋白質」を
 開発しています。蛋白質の大量生産の系では,広島大学
 総合科学部の清水典明助教授との共同研究を進めて
 います。蛋白質の大量生産系の開発は,再生医療だけで
 なく,研究用試薬,臨床診断薬の開発につながります。
 再生蛋白質に関しては,アメリカのアムジェン社が
 赤血球の分化誘導蛋白質のエリスロポイエチンの開発の
 成功によって,1兆円の売上になる会社に成長
 しましたが,体の中にはまだまだ機能の知られていない
 未知の再生蛋白質(再生遺伝子)があると思っています。

 

【天然物由来製品】

 海産物や野草の中に含まれる体質改善を促す
 機能性分子について,機能性食品の材料としての,
 あるいは新しい薬を作る創薬の材料としての
 探索を行っています。
 

 有用な分子変換機能を持ったバクテリアを探索し,
 海産物や野草などの天然物の発酵による新機能を持つ
 分子を探索します。
 体質としては,アレルギー体質肥満体質など,
 なかなか改善の難しい体質をターゲットにしています。
 

 


 

 

【高分子由来製品】

 天然あるいは人工の高分子の中には,再生医療で
 使われる足場材料の元になる可能性のものがあります。

 高分子ナノテクノロジー技術を利用して,幹細胞が
 生体内で増殖や分化を引き起こすのに有用な高分子
 材料を開発します。
 組織再生,臓器再生のための医療用具として有用です。
 また,上記再生蛋白質と,この高分子足場材料との
 組み合わせの製品も,将来は有用と考えています。
 高分子の微細加工技術を利用しての3次元の
 臓器再生
が究極の目標です。
 高分子の微細加工技術高分子材料工学
 利用した,バイオ研究用具,医療用具の開発も
 行っています。
 

【細胞製品】

 細胞による組織再生には,種々の組織細胞になることの
 できる「幹細胞」を障害組織に埋め込む細胞治療が,
 21世紀には普及するだろうと言われています。
 しかし,
 現在は,まだ医療用の細胞製品は時期尚早と考えて
 います。細胞の初期化や幹細胞の未分化の基盤技術が
 まだ完成していません。しかし,上記の蛋白質製品や
 高分子由来製品の基盤技術と,細胞培養基盤技術が
 確立して後,将来は,治療のための細胞処理工場
 よるビジネスを開始したいと思っています。

 さい帯血や,骨髄液や末梢血中の造血幹細胞や
 多能性幹細胞によって,癌,自己免疫疾患,
 難聴性疾患
の治療ができることを目標にしています。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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〔再生医療の現状と未来〕

 近年,自己複製能力と組織細胞への分化能力を持った「幹細胞」の研究が飛躍的に
 進み,この細胞を利用しての疾患,外傷,老化の克服に大きな期待が
 持たれています。

 プラナリアは渓流の石にへばり付いている,長さが2-3ミリの小さな生き物ですが,
 体の30%の細胞が幹細胞だそうです。
 9つに切っても,9つの断片は全て固体まで再生するそうです。

 人類はこのような再生能力をいつから失ったのか?

 おそらく体の機能の向上を目一杯追及してきた進化の賜物のため,プラナリアの
 ように多数の幹細胞が体内に存在し得なかったのかもしれません。

 しかし,漫画家の手塚治虫氏が名作「火の鳥」で描いていますように,未来の
 人類は幹細胞をうまく制御して,たった一つの細胞から手足を作ることだって
 可能かもしれません。
 幹細胞にはそのような秘めた可能性があると考えています。

 ただし,再生医療が実現化するためには,月に人類を送り込むような段階的な
 取り組みが必要だと思っています。
 我々の持っている知識はまだまだ初歩的段階です。

 しかし,幹細胞の増殖と分化の制御に目処がつき,3次元の臓器再生が
 可能になれば,人類は不死鳥のような再生活力を得て,今は悩める多くの人々が,
 疾患,外傷,老化を克服するだろうと思います。